演奏時にボーカルの声、楽器音が聴こえないのを解消しよう!

演奏するのにあたって、ボーカルの声が聴こえないことや、自分の楽器の音が聴こえないことってあるのではないでしょうか?バンド初心者ほど、よくある悩みかと思います。

今回は、どうして声や音が聴こえずらいかの原因から解決方法までをお伝えいたします!

なぜ聴こえにくい?

ボーカルの声や自分の楽器の音が聴こえなくなる原因をお伝えしていきましょう。

1.周りの楽器の音が大きく、バランスがとれていない

ギターや、ベースなどのアンプで音量を増幅することのできる楽器の音のボリュームを上げすぎると、音が飽和状態になり、ボーカルの声があたかも小さく聴こえる状態に陥ります。そこで、ボーカルがさらに大きな声を出せば、喉を傷める要因にもなるでしょう。

2.ボーカルの声と他の楽器の周波数が被っている

各パートの周波数が被ると、音が相殺され、聴こえにくくなります。周波数帯は楽器の数が増える程に、重なる可能性が大きくなりますので、注意してみてください。

3.アンプの位置が悪い

ドラム、マイク、ギターやベースなどの調整を終えたのに、それでも音が聴こえずらい気がするといった時にはアンプの置かれた位置が悪い可能性があります。それなのに、ギターやベースが「音聴こえてる?」と言い始めて、こっそりボリュームをあげてしまう始末となれば、調整した意味がなくなってしまいます。調整した後で音が聴こえないからもっとボリュームをあげないといけないということではないのです。意外なことに、アンプの真ん中に立っているから、音が遮られ、聴こえずらくなっているということがあります。アンプのスピーカーは、自分の耳よりもかなり下の位置にあるので、アンプの真ん中に立てば、より聴こえずらくなってしまうのは想像が付きますね。

改善法

では、次に上記にお伝えした部分の改善方法をお伝えいたします。

1.音のバランスをとる

1、ドラムの音量を基準にする
2、マイクの音量調節
3、ギター、ベース、キーボードなどの音量調整

ドラムはギターやベースのようにアンプで音量を増幅できる楽器ではないので、まず、音量の基準にしたい楽器はドラムです。次にドラムの音量に合わせて、マイクの音量を調節していきます。ただ、マイクの音量には制限がありますね。上げすぎるとハウリングを起こしやすくしてしまいます。ですので、マイクはミキサーに繋いだあとにはピークのランプが点灯しないよう調整していきます。そして、さらに、このドラムとマイクの音量に合わせて最終調整するのが、ギター、ベースなどの楽器です。この時、メンバーそれぞれが声を掛け合い、音量を調整していくのが、好ましいのではないでしょうか。

2.ボーカルの声と他の楽器の周波数を被らせない

例えば、ボーカルの声が聴こえにくい場合、男性ボーカルならば、ギターの中音域を抑え、女性ボーカルならギターの高音域を抑えることで、聴こえにくくなっていたボーカルの声が映えるようになります。

アンプの位置を変える

アンプから少し離れてみてください。そうすると、音量を上げなくても、多少は聴こえやすくなるのではないでしょうか。正面に立つと、ハウリングが起こりやすくなってしまうので、できれば、少し斜め前に立つのをお勧めします。

3.メンバー皆で声を掛け合い、確認するスタイルに

音量調節には、一人が音を変えてしまえば、また全体の音が狂ってしまいますので、音を少し上げたいと思ったのであれば、メンバーに声を掛けておこなうことにしたほうがいいでしょう。やはり、一人でやっているバンドではないので、こういう練習時にこそ、メンバーと声を掛け合い、理想とする音作りをしていくのが大切なのでしょう。勝手に一人で音を上げ、場の雰囲気を崩してしまうと、他のメンバーに迷惑を掛けてしまっていることとなるので、本人もほかのメンバーもいい気はしないでしょう。そういう些細なことを毎回のように続けてしまうと、メンバー間に亀裂が入る可能性もあるかもしれません。

複数人で何かを成し遂げるのであれば、そのなかで、共通のルールが必要になりますね。そして、そのルールの下で自分らしく、物事に取り組むでしょう。それと同じように、疑問に思ったことは周りの人に声を掛け、相談することで、解決方法が導き出され、自信を持って自分らしく実践することができるようになるのです。そこに、気を悪くしてしまうことは滅多にないはずです。

以上、バンドのボーカルの声や、自分の楽器の音が聴こえずらくなってしまっている時の原因から解決方法までをお伝えいたしました。いざ、練習を始めてみて、そのような事態に陥った時にはぜひ、実践してみてください。また、原因はほかにもあるかもしれませんので、皆で一つ一つ解決していきましょう。

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