イコライザーとは?おすすめの設定や調節まで詳しくご紹介

最近は月額で聴き放題のSpotifyやAWAといった音楽配信サブスクリプションサービスを使う方が増えてきています。サービスにもよりますが、なかにはイコライザーが付いているサービスもありますね。AWAは2017年11月16日、ONKYOとの共同開発で『イコライザ』機能の提供を開始しました。


今回はそのイコライザーについての基礎的知識、またお勧めの設定までを簡単にご紹介させていただきます。

イコライザーとは

イコライザー(略してEQ)とは、音質の補正(平均化)や改善、あるいは積極的な音作りに使用される特定の周波数帯域を強調または減衰する音響機器のことです。また使用するギターやアンプによってはどうしても誘導ノイズが出てしまいますが、そのノイズの対策やハウリング対策にも使われます。オーディオ機器、電気楽器、DJ機器、PA機器に搭載されています。

イコライザーの具体的な音域は下記のようになります。

20〜200K…低音域
200〜3K…中音域
3K以上…高音域

イコライザーの種類

種類は下記の2種類があります。

1.グラフィックイコライザー

グラフィックイコライザーとは、iTunes、PCやスマホのアプリ、カーステレオといった各種オーディオ機器に搭載されていることが多いイコライザーです。調整できる周波数帯域が指定され、その帯域の音量を上下させて強弱させることにより調整することができます。この特定の周波数帯の数により正面のパネルに設置されているフェーダーの数が変わってきます。例えば、PAで多く用いられるのは31本フェーダーがついた31バンドのグラフィックイコライザーとなります。

2.パラメトリックイコライザー

パラメトリックイコライザーとは、DAWの各トラックに標準搭載されているイコライザーです。位置が固定されたグラフィックイコライザーと違い、加工する周波数帯域を自由に設定することができます。山(Q)のカーブ具合を変化させることにより、緻密な音作りが可能であり、グラフィックイコライザーと比較すると、音作りの自由度が高いためハードに使用して積極的な音作りをするのにも向いています。音楽制作においてはパラメトリックタイプを使うことのほうが多いです。

イコライザーのタイプ

2タイプがあります。

1.シェルビング

シェルビングは、特定の周波数の上もしくは下を増減するときに使います。

2.ピーキング

ピーキングは、特定の周波数の周りをピンポイントで増減するときに使います。

音楽プレイヤーのイコライザー設定について

イコライザー設定の大前提と、この設定にしておけば間違いないといえるイコライザーを1つご紹介します。

必要な音を上げるのではなく、必要ではない音を下げる

低音を好むリスナーにありがちなイコライザーの調整はベースの低音を上げすぎることです。低音を必要以上に上げると、音の抜け感がなくなり、こもったような音になります。理想の音に近づけるためには、必要な音を上げるのではなく、必要ではない音を下げてみましょう。

ex) 必要な「ベース(低音)」を上げるのではなく、必要ではない「ミドル(中音)やトレブル(高音)を下げるといったように。

お勧めのイコライザー紹介

このイコライザー設定にしておけば、間違いないでしょう。

Eargasm Explosion(イヤガズム・エクスプロージョン)

Tumblrで「thesecretsauce」という海外ユーザーが秘密のミックステクニックとして公開した設定で、Eargasm Explosionとは「爆発しちゃうくらい耳がキモチイイ!」という意味合いになります。次に紹介するPerfectというイコライザー設定を基本としながら、高音域に差をつけることでより高音に感じられるように設定されているようです。
左から順に+3、+6、+9、+7、+6、+5、+7、+4、+11、+8とします。

参考になるものはありましたでしょうか?以上、イコライザーについてご紹介させていただきました。

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