ギブソンは本当に倒産するのか?

1894年の創業から100年以上も親しまれているギター老舗ブランド『ギブソン』が、経営困難のため倒産の可能性が高くなってきました。ギブソンは本当に倒産するのか?するとどうなるのか?を探ってみました。

ギブソンは本当に倒産するのか?

ジミー・ペイジやエリック・クラプトンをはじめ、日本国内でも、布袋寅秦、松本孝弘(B’z)、斎藤和義など多くのミュージシャンに愛用されるギターの老舗トップブランド「ギブソン」が、経営困難のため今年に入ってから倒産の可能性を報じられています。

ギブソンが倒産する確率はどれくらい?経営は続くのか?

ギブソンの経営は事実上破綻していますが、詳しく言えば、現在抱えている債務を整理して経営の建て直しをする再生法を裁判所へ申請している状態であり、ブランド自体はまだ健在しています。

経営破綻の大きな原因は投資事業の混迷によるものですが、つけ加え、近年のエレクトロミュージックや電子楽器の浸透によるアメリカ国内でのロック離れも影響していると推測されています。ギターの売り上げは決して落ちてはいないものの、現在ある借金を返済できないのであれば、事実上の倒産は免れなくなるのが現状です。

倒産するとギブソンギターの値は上がる?

ギブソンが倒産してブランドがすっかり消えてなくなれば、ギターの価値が上昇するという意見があります。一般の人が頑張れば手の届く値段のものが高騰し、サンバースト・レスポールなどは数年のうちに億を超すほどの値がつくとも言われています。しかし反対に、一時的にプレミアがつく可能性は皆無ではないものの、ブームはそう長くは続かないだろうという意見もあり、事実はフタを開けてみるまでわからなさそうです。

債権者側にとっても、ただ倒産されるだけでは大きな損害になるため、それをなんとか免れるために現在70%の債権者が経営の再建に合意して動いている状態です。ということは、今後は最悪でも企業に吸収されるという形でブランドは継続されていく可能性が高いと見られます。

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愛着深いギブソンブランドが手に入らなくなる心配よりも、債務処理がうまく行かず中国企業に買収されないことだけを今は願うしかないようですね。

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