バンドとイラストレーターのwinwinな関係性?その訳は!

バンド活動をしていく上でアートワークは必須事項。例えばフライヤーやグッズ、CDジャケットなどあらゆる面で必要になってきますよね。バンドのメンバーが手がけているパターンや知り合いに依頼しているパターンなどバンドによって様々だと思いますが、最近よく見かけるのが、イラストレーターさんに依頼しているパターンです。今回はバンドとイラストレーターの繋がりについて実際の例を紹介しながらまとめていきたいと思います!

SNSの発達が深く関係している?

近頃のSNSはイラストレーターにとって作品の公開場にもなっており、これまで全く興味がなかった人の目にもあらゆるイラストレーターのイラストや作品が目に触れやすくなっています。
特にtwitterで私自身いろんなイラストレーターをフォローしているのですが、好きなイラストレーターが好きなバンドのアートワークを手がけている!なんてことが多々ありました。そこでバンドとイラストレーターのコラボはいい事づくしということに気づいたんです!

ファンの共有

バンドにファンがついているように、イラストレーターにも多くのファンがついています。つまりそこがコラボすることで、バンドのファンはそのイラストレーターの存在を知り、イラストレーターのファンはバンドの存在を知ることになります。単純に知名度が上がることになり、それをきっかけに好きになってくれる新規のファンも増える可能性があるということです!両者がそれぞれ、ある程度のファンがついているということが前提にはなりますが、まさにwinwinな関係だと思いませんか?

実際にバンド×イラストレーターの例を挙げて紹介してみたいと思います。

3markets[] × 世紀末

通称スリマと呼ばれるバンド(@3markets)と、イラストレーターの世紀末(se1k1ma2_)のコラボです。実は世紀末さんはスリマ以外にもクリープハイプともコラボしており、ツアーグッズを手がけているんですが、今回の記事の内容にはスリマと世紀末さんのコラボの方が適していると思うのでこちらを選びました。

スリマはプロフィール上2014年から活動開始とありますが、実は3markets(株)というバンド名で2008年ごろから活動しています。そのためバンド歴10年を超えるバンドですが、メンバーチェンジを重ねながらもなかなか売れず、ようやくここ数年で注目を集めメキメキ知名度を上げた遅咲きのバンド。
世紀末さんが元々スリマのファンで、スリマのGt.Vo.かざまさんもまた世紀末さんの存在を知っていたことをきっかけに実現したコラボです。スリマの人間味溢れるリアルな楽曲に世紀末さんの作風がぴったりであったことから、お互いのファンにも評価され共に知名度を上げたまさに今回の例にぴったりのコラボです。

「バンドマンと彼女」

このPVに世紀末さんの作品が登場しているのでぜひ。

ここからは複数のバンドとコラボした経歴を持つ人気イラストレーターさんを紹介します。

よい子の悪口メーカー・原田ちあき

毒々しさも感じるカラフルなイラストと共に毒のある台詞が書かれた作品が「闇かわいい」と呼ばれ、若者を中心に支持を集めている大人気フリーイラストレーター、原田ちあき(@cchhiiaakkii)。

ウルフルズ、クリープハイプ、ゲスの極み乙女。などの人気メジャーバンドから、空きっ腹に酒、バックドロップシンデレラ などの人気インディーズバンドまで幅広くコラボしており、その度にどんどん知名度と人気をあげています。

音楽系イラストレーター・フクザワ

元々音楽が好きでバンドを組みたいと考えていたものの、友達がおらずバンドを組むことができなかったというフクザワさん(@fuku_zawa)。しかしそこで「一人でも音楽に携われる方法」を考えた結果、得意の絵を活かしてCDのジャケットを描くという目標を立てイラストレーターになったそうです。

indigo la End、ircle、OverTheDogs、04 Limited Sazabys、THEラブ人間、Brian the Sun、後藤まりこ、PANなどメジャー・インディーズ問わずあらゆるバンドとコラボしています。

さいごに

今回紹介した意外にも、数多くのバンドがイラストレーターに依頼することでコラボを実現させています。音楽と絵、ジャンルは違いますが同じ表現者として抱える「売れたい」という同じ気持ちが、お互いを引き合わせるのではないかと思います!

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