年代別に見るダンスの歴史|次の世代を代表するのはどんなダンス?

先日、とあるYoutubeビデオに目が留まりました。1920年から2000年代までのダンスの歴史をひとまとめにしたものなのですが、100年もの間にダンスがどう進化したのかがわかり、とても興味深く感じました。そこで、個人的な視点ではありますが、これまでに流行ったダンスを各年代別にまとめてみました。新しいダンスムーブ作りの参考にしてみませんか?

年代別に見るダンスの歴史|次の世代を代表するのはどんなダンス?

1920年代

まず、1920年代に一世風靡をしたのが「チャールストン」。アメリの黒人文化が生んだダンスムーブです。膝をつけながら足を交互に跳ね上げる動きが特徴的です。

1930年代

チャールストンを進化させた「タップダンス」は、1930年代から長く親しまれています。

1940年代

チャールストンやタップダンスのスタイルがミックスされた「リンディホップ」は、ペアで体を乗り上げるなど、アクロバットな動きが組み込まれています。

1920年から40年代までのダンスをまとめて見ると、トランペットとドラムで奏でる軽やかなリズムに乗りながら体全体を使って楽しむスタイルが多く、その基盤にはスイングダンスとジャズミュージックがあることが伺えます。

1950年代

エルヴィス・プレスリーやビートルズの音楽による影響のもと「ロックンロール」や「ツイスト」ダンスが大流行しました。腰を軸に体をねじらせる動きは、当時の若者にはかなりセンセーショナルだったようです。

ロックンロールダンス

現代でも人気のツイストダンス

1960年代

ファンクやサイケデリックといったニュースタイルな音楽ジャンルの登場で、個性的なダンムーブが生まれました。「ゴーゴーダンス」もそのひとつです。1950~60年にかけては、それまでの一定したダンスムーブが枝分かれして進化をし始めた時代に見えます。

1970年代

70年代を代表するダンスは言わずと知れた「ディスコ」。テレビ番組『ソウルトレイン』や映画『サタデー・ナイト・フィーバー』の登場で、ダンスの歴史に大きく名前を残しました。すべてソウルミュージックが土台になっています。

1980年代

ダンスの進化基盤とも言える「ブレイクダンス」。映画『フラッシュダンス』や『ブレイクダンス』が大流行しました。その先駆者として忘れてならないのは、ブーガルー・シュリンプやマイケル・ジャクソン。彼らの登場なくしてブレイクダンスの歴史は語れません。

ブーガルー・シュリンプ&マイケル・ジャクソン

『フラッシュダンス』より

1990年代

1990年代のダンスムーブの中心核はやはり「ヒップホップ」。RUN DMCやMCハマーによるミュージックシーンから発生し、現代のダンスシーンにも大きな影響を及ぼしています。ポージングを使ったヴォーギングやロボットダンスも流行りました。

2000年代

2000年に入ると、90年代に流行ったヒップホップダンスの影響を色濃く受けた新しいムーブが生み出されます。ビヨンセやソウルジャ・ボーイなどのダンスがその代表です。この年代のムーヴには特に名称がないようですが、一部では「ファンクジャズ」という呼び方をされているようです。

ビヨンセ『Single Ladies』

2010年代

さて、2010年代にはどんなダンスが歴史に名前を残すでしょうか?現在までの流れを見てみると、Psyの『Gangnam Style』やLMFAOの『Party Rock Anthem』といった音楽の流行によって生み出されたダンスムーブの影響が大きく影響しそうです。2010年代のダンスを支えているのは間違いなくEDMであり、ダブステップビートの存在もその中心核となっている気がします。

LMFAO『Party Rock Anthem』

まとめ

音楽と同じく、ダンスもあらゆる影響の積み重ねにより進化しています。過去から受け継がれるダンスと現代のダンスとが融合し、新しいムーブメントが生み出されることを個人的にとても楽しみにしています。

(参考ビデオ 『EVOLUTION OF DANCE』

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