ストリーミング配信サイト”SoundCloud”でインディーズアーティスト向け収益還元プログラムがスタート!

一般人のちょっとした音声ファイルの投稿から大物アーティストの本格的なアルバムタイトルまで、多種多様な幅広い層に利用されるようになり、今や知らない人はいないであろう大手ストリーミング配信サイト”SoundCloud”。ここ数年、一部の国、アーティストにだけ広告収入による収益分配システムが提供されていましたが、ここ最近、ようやく他のインディーズアーティストやクリエイターでも収益が得られる”SoundCloud Premier monetization”というプログラムがスタートしたので詳しく紹介していきたいと思います。

“SoundCloud Premier monetization”とは

以前は試験的に一部の国、アーティストやクリエイターのみ招待制で提供されていた収益化プログラムで、今後”SoundCloud Pro”および”Pro Unlimited”に登録している全てのアカウントにこの収益化プログラムが適用されるようになります。

SoundCloud ProとPro Unlimited

アカウントに登録している方なら知っていると思いますが、SoundCloudには現在3種類のアカウントタイプがあります。
無料の”Basic”と”Pro”、”Pro Unlimited”で、それぞれ音声ファイルをアップロードできる時間の幅や、アクセス解析機能などのオプションが変わってきます。今回収益化プログラムに対応しているのはProとPro Unlimitedで、Proは月額8$、Pro Unlimitedは16$の課金が必要になります。

“SoundCloud Premier monetization”の特徴

自分で作成した完全オリジナル、または権利を所有する音源作品をアップロードした際にその音源を収益化プログラムに適応させるか選択することができ、適応させた場合、再生回数に応じて毎月払い出しを受け取ることができるようです。SoundCloudは、投稿した音源をリスナーにダウンロードさせることができますが、これは収益還元プログラムとは関連しないとのこと。ダウンロードに起因するロイヤリティなどは自己責任で管理するよう記載されています。

注意点

投稿したコンテンツが完全オリジナル作品であり、著作権侵害の危険性が全くないことと、収益を受け取るアカウントの最低年齢が18歳以上であることを満たしている必要があるようです。また、現時点ではDJミックスやポッドキャストは対象外とのことです。その他注意点や細かい情報はこちらを参照下さい。(英語)

まとめ

いかがだったでしょうか。1再生辺りいくらの還元率になるかなどの詳しい記載は見当たらなかったのですが、支払いに計算される再生回数とAPPで表示される再生回数は異なると記載されていました。Spotify等他のストリーミング配信サイトでも1再生辺りの還元率は0.4~0.7円などかなり低いですが、バンドなどで投稿する際、メンバーやプロモーターの拡散を駆使して再生回数を増やせばそれなりのリターンが見込めそうな気もしますね。それよりなにより収益が還元された方が作品を作るモチベーションも上がりますよね。”SoundCloud Premier monetization”の今後に期待したいところです。

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