現実に迫る臨場感!遠隔地のライブを体験できるVR配信プラットフォーム”LiVRation”

主にゲームや映画、リアルな動画コンテンツなど、まるで実際に自分がその場にいるような臨場感を味わえるVRシステムが登場して早数年経ちましたが、最近は更なる進歩を見せ、現実とヴァーチャル空間の境目がわからなくなる位リアルで面白そうなコンテンツが発表されています。今回は、その中でも特に興味をそそられた、アルファコード社の遠隔ライブVR配信プラットフォーム”LiVRation”について紹介していきます。

アルファコード社とは

2017年、株式会社UEIの子会社であった株式会社UEIソリューションズを、水野拓宏 代表取締役社長CEO兼CTOが、「株式会社アルファコード」と改名し独立した会社です。主な事業内容として、モバイルアプリ・ゲームの企画開発から大規模なサーバシステムの設計コンサルティング・開発まで幅広く活動しています。今回紹介する”LiVRation”の他、VRコンテンツやゲーム開発にも力を注いでいる会社です。

LiVRationとは

LiVRationは、ライブや演劇、スポーツ観戦など、遠隔地からまるで同じ場所にいるかのように楽しむことができる、リアルタイムストリーミングネットワークシステムによるVRライブ配信プラットフォームです。2018年1月にビルボード東京で開催された第2回「LIVE HACKSONG」にて、最優秀賞と、観客の投票で選ばれる会場賞のW受賞を果たしています。

LiVRationの主な特徴と機能

場所・時間を問わず楽しめる

会場の距離や時間、キャパシティにより参加を諦めていたライブなどを、自宅のPCやスマートフォンから臨場感たっぷりに楽しむことができます。また、2020年に実用化・商用化予定のネットワーク新技術「第五世代移動通信システム(5G)」と組み合わせることにより、一度の配信で今まででは考えられないほどの人数を動員することが可能になるようです。

360°マルチポジションで色んな視点が楽しめる

会場を360°囲むように設置されたカメラの視点で、好きなアーティストのすぐ隣でパフォーマンスしている様子や、天井からのアングルなど様々な視点で、今までにないライブ映像を体験できます。

視点や動きに連動したリアル高音質サウンド

NTT西日本が提供するハイレゾ音源ストリーミング技術により、リアルタイムでのハイレゾ音声再生を実現している他、視聴者の動き、位置情報に基づき音の聞こえ方が変化するオブジェクトオーディオ技術により、ヴォーカルや各楽器の音だけを個別に再生することも可能です。

まとめ

いかがだったでしょうか。まだ開発されたばかりの”LiVRation”は、本年中に「VR映像と音の同期」の実現を目指します。とHPに記載されています。これからがとても楽しみなコンテンツだなと思いますし、これを機会にVRデビューを考えても良いですね。また、バンドやパフォーマーの方はライブコンサートなどをファンに提供する新しいプラットフォームとして大いに活用してほしいと思います。その他”LiVRation”の詳しい情報はこちらから。

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