魔法の世界へ誘う DIALUCK 初 ONE MAN SHOW 「the magic」@北堀江club vijon レポート

2017年 5月12日 (金)北堀江club vijonにてDIALUCKの初ワンマンライブが開催された。

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毎月12日に行われている 「the magic」はDIALUCKメンバー内ではお客様感謝DAYと称されており、メンバー、お客さん共に毎月この日を楽しめたらという意図を持って行われている。

チケットは見事 SOLD OUT!会場がオープンする前から観客は長蛇の列であり、DIALUCKがどれだけ愛されているか目の当たりにする結果となっていた。

O.Aを務めた Garden Of Chicken Cokes は京都の3Pミクスチャーロックバンドであり、DIALUCK推奨バンドである。

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型にはまらない音楽はまさに三位一体で素晴らしく、笑顔溢れるものであり、このDIALUCKのワンマンライブをお祝いするかのよう激励のステージを見せてくれた。

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暗幕が開けば、そこからは魔法の時間

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VJ Kazz Fukudaによって映し出されるプロジェクションマッピングとclub vijonチームが作り上げる照明、音響の中、切なく音を鳴らし始め演奏されたのは「閃光」

Vo.はる 『DIALUCKのワンマンライブショーへようこそ』

という一言を合図に切ないメロディから力強いサウンドへと変貌した。

『はじまるよ』

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魔法の合図かのように紡がれる Vo.はる の言葉が大変印象的であり、それに続く2曲目は「勇灯最終列車」。キャッチーなメロディの上に乗る歌詞が大変印象的である。大阪に住む人には聞き覚えのある ”地下鉄 御堂筋線”や日常的に感じる感情が詰め込まれた曲だ。続くは「いちやもんくんVSはる」そしてこの時、Ba.かなたまがお腹を壊しお花畑に向かうという魔法にかかり一度退場。すると、Vo.はるが、Ba.かなたまを待つ間の時間を潰そうと、最近ハマっているというフリースタイルラップを試みるが、 ”いちやもんくん”にダメ出しばかり食らってしまい、なかなか披露できずにいた。結局、その間にBa.かなたまは無事帰還。会場中が顔を綻ばせ大変楽しそうであった。

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そんな空気と打って変わるかの様に、次の曲である 「ためいき」が演奏される。DIALUCK特有の懐かしさの中にある切なさ、そして感傷的な歌詞が全面に出ている曲である。

Vo.はる 「大阪でしたことのない新しい曲をします。いつもですけどね、みんなの為になる曲を作りたいなって思ってて。もうこの曲はみんなの為以外のなんでもないので好きに聞いて楽しんでください。」

そう言って演奏された DIALUCKの新曲 「外は嵐」

DIALUCKらしい新しいこのナンバーを聴きながらオーディエンスは恍惚とした表情を浮かべながら彼女達の音楽の魔法にかかっていた。

続くは「DAYDREAM」”今夜君を連れだして”という歌詞通り、会場内は既にDIALUCKの魅力に連れ去られ虜と化しているのが目に見えた。「インフィールドフライ」は軽快なドラムリズムの上に透き通るはるの声が上手く乗っかっている。

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ここで軽くMCタイム

Vo.はる『ここらで休憩しましょうか、わたしの好きなビデオでも見ましょう』

流れ出したのは Vo.はる が作詞と歌で参加した重力アクションアドベンチャー”GRAVITY DAZE 2”のCM。CMが終わるタイミングでその挿入歌である「Mewton」を初披露した。

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『みなさんのこと友達だと思ってます』

そう紡がれた言葉の後に優しく歌い始めたのは「おとぎばなし」

”魔法にかかったあの日さえ嬉しいだけ”

それは今や会場に集まるオーディエンスの気持ちだろう。

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グルーヴを壊すことなく始まったのは「GIRL’S STANDARD」、DIALUCKの曲は大抵が決して明るいとは言えないが、どこか背中を押す要素がどこかにある。この曲もそうである。”生まれ変わって”等 決してポジティブな歌詞が並べられているわけではないのに一音一音が浸透して”がんばろう”と思える。何回も言うがこれがDIALUCKの一番の魔法なのかもしれない。

そんな「GIRL’S STANDARD」の余韻が残されたまま「セーシュン」を披露。ポップなサウンドの中に誰もが一度は体験したことがあるようなことや、感じたことがあるであろう感情が歌詞に詰め込まれている。

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体が自然と揺れ動くドラムのリズム、そして掻き鳴らされるギターに刻み込まれるベース、まさしく三位一体なイントロが流れ始まるは「憂日幻想列車」、彼女達の初の流通ミニアルバムの中で「勇灯最終列車」とのセットが印象的である。

そしてこのDIALUCKが作り上げる世界はいよいよお別れの時間へと足を進める。

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何度目かのMCタイム

ここではワンマンライブをするきっかけになった話や、DIALUCKが好きなオーディエンスに向けてのここだけの話、そしてこの日この場所に集まった人に向けて感謝の気持ちを言葉にしていた。

『わたしはどんなに大きな事をすることよりも、今、目の前にいるみんなが泣き止んだり助かったりすることが大事、今、目の前にいるみんなが笑ってくれる以上に大事なことはないって思います』

そう語られる言葉に嘘はなく、ずっと感謝の気持ちを伝える彼女達の音楽にも嘘はない。

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Vo.はる 『いつもありがとう これからもよろしくお願いします』

DIALUCKの中でも人気の高い代表曲とも言える「あの街まで」を盛大に鮮烈な輝きを持って歌い上げ、会場はより一層一体化した。音を絶やすことなく次の曲「あの街の隣町まで」を披露。そしてラストは冒頭に戻り、「閃光」をまさに終わり落ちてしまう線香花火のように切なく歌いきった。

アンコールには「あの街まで」の山形県Ver.「山形まで」を笑顔溢れさせながら披露。

この「山形まで」の誕生秘話や、軽い山形弁講座を開き 会場はあたたかく賑わっていた。

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そして、魔法の時間は終わる。

今回のワンマンライブは照明/音響中心に北堀江club vijonチームと作り上げられたライブであり、そんな照明や音響、そしてVJ Kazz Fukudaのプロジェクション マッピングも見どころであった。

“みんなの笑顔が見たい。”と紡がれたDIALUCKの意思はこれからもわたしたちに素敵な魔法の世界を見せてくれることだろう。

ゆるふわリリックでHIP HOPやR&Bを彷彿させるポップなサウンド、なのにどこか懐かしくて切なくて胸が締め付けられる曲達はDIALUCKならではです。

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魔法にかけられてみたい方は是非。DIALUCKの世界をご体感ください。

◎ DIALUCKにインタビューしてみた

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ー ワンマンをclub vijonで開催した理由は?

DIALUCK : vijon以外には考えてなかったです。vijonに行ってからDIALUCKの世界は広がって、どんどん大きな事ができるようになりました。お客さんが0人しか呼べなかった日もたくさんあったのに、「なんも気にしなくていいよ。DIALUCKはそのままで大丈夫」って毎回言ってくれてて、何もできなかったはずなのに、なにか悪いところを指摘されたりした覚えがないです。

vijonブッキングのおーたさんは裏表がなくて、どこまでいっても悪ふざけの延長で、なのに底なしに甘やかしてくれるし 笑。そのバンドマンらしからぬ雰囲気が私にとって居心地よくて、この人とvijonに恩返ししたいって自然に思うようになってました。

あとvijon照明STAFFの新宮もvijonで出会ったし、新宮がvijonで照明をやってるときの自分の”城感”すごくて、まじでここは京セラドームかなと思う。vijonPAの”音が揃う”と書いて音揃さん(本名)も、細かい注文にどこまでも付き合ってくれるし、中も外も理想的な音にしてくれます。無理な要望にも楽しそうに答えてくれて、一緒にやるのが苦じゃなくて楽しいってなります。店長さんや他のスタッフさんも同じで、それはvijon特有の空気からなのかなっと思います。そんなところにDIALUCKのお客さんに来て欲しかったとゆうか、もはやvijon含めDIALUCKなところもあります。

ー ワンマンライブをclub vijonで行った感想をお聞かせください!

DIALUCK : みんなが居心地よさそうにしてくれてたように感じました、わたしがいつもあほみたいな顔してvijonぷらぷらしてるときの、vijonのやさsi

い”おもしろ屋さん”みたいな安心感をみんなも同じように感じてくれてたんかなと、なんとなく思いました。

ー club vijon音響、照明チームについて教えてください!

DIALUCK : まず第一に音がやりやす過ぎて、ずっと歌えました!初めてのワンマンで、喉と体力がもつか心配で筋肉頼りなとこがあったんですけど、音が良過ぎて、ずっと無理なく気持ちよく歌えました。歌い足りないくらいでしたもの!

ふかーいリバーブかけて夢の底に沈んでるみたいにしたかったんですが、予想以上のものにしてもらえました。あと、私の場合、細かい息とかも拾って音と一緒に出すのですが、別のライブハウスだと、いつもほぼ確実にハウルんです。今回はいっこもそんな事なくて幸せでした。

照明はいつもどおり完璧。ゆう事ないです。DIALUCKよりDIALUCKに詳しい(なんでやねん)し、私よりドラムに合わせるのうまいです 笑。

冒頭でも述べましたが、自分の”城感”がすごい。まじどんだけ種類あんねんと。で、わたしが思う色とかを120パーセントで表現してくれる、照明のマニュアルみたいなのを平気でぶちこわしてくれる、思い切りが大好きです。こんな暗かったら絶対あかんやろ、みたいな暗さまでいっきに落とすんですよね、サビとかで。男前すぎて男かなって思います。 

VJのkazzくんとどっちつける?こっち消すわ!いやこっちが消すわ!って譲り合いして暗転だけはまぬがれてよかったです!照明も音響もvijonの代わりはどこにもありません!

ー ありがとうございました!

2017年注目のガールズバンドDIALUCK、これからの活躍に注目して頂きたい。

★★★

DIALUCKが気になった方はこちらのイベントもお薦め!

2017年06月09日(fri)

An Sept. pre. 【Lady-killer vol.3】~女も惚れちゃう女達~ 

[act]An Sept. / Split end / モノクロパンダ(東京) / ニブルス

OPEN/START 18:00/18:30
ADV/DOOR ¥2,000/¥2,500 別途Drink代¥600  
【特別割引】
<女子割り>¥1,500(Drink付)(要予約)
<女子トリオ割> ¥3,000(03名分Drink付)(要予約) 女子トリオ割・・・女の子03名で予約貰えた際のグループ割。

予約はこちらから!
http://vijon.jp/live.html?ItemId=63019&y=2017&m=6&d=9&action=form

2017年06月10日(sat)
君がそうなら僕はこう ミニアルバムレコ発企画 「美しきバンドマン、その考察」

[act]君がそうなら僕はこう / ぽわん(東京) / ハウリングアンプリファー / いつまでもそのテンポで / 夕焼けロッカールームズ

OPEN/START 17:30/18:00
ADV/DOOR ¥2,000/¥2,500 別途Drink代¥600
【学生割引】学生証持参で¥500割引

予約はこちらから!
http://vijon.jp/live.html?ItemId=62349&y=2017&m=6&d=10&action=form

海苔。

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