アーティストの個性やコンセプトの見つけ方とブランディング

アーティストの個性やコンセプトの見つけ方とブランディング

こんにちは。私(@keshikessina)はアーティストのブランディングのお手伝いをすることが多いので、今回はアーティストの個性の見つけ方についてご説明します。ライブハウスでは毎日のように様々なバンドやアーティストさんが出演しています。そんな多くのバンドに埋もれないように、お客さんに覚えてもらうためにはバンドのコンセプトやブランディングという考え方が必要です。

ブランディングとは『らしさ/っぽさ』

そもそもブランドとは『らしさ/っぽさ』です。ブランディングするということはその『らしさ/っぽさ』を演出することを意味します。例えば「この曲激しいのにメロディアスで○○さんの曲っぽい!!」というように、あなたの個性を表すものです。この『らしさ/っぽさ』はファンがあなたに魅力を感じる部分でもあります。楽器が下手でも、歌が下手でも、曲が変でもそれらはあなたらしさになります。

「何でも個性だ」と言ってしまうと後々大変…。

ちなみに『それがうちっぽさだ!』…と、個性でお客さんをぶん殴るタイプのアーティストもいますが、尖った個性であればあるほど、あなたを応援してくれるファン層を探すのがどんどん難しくなって行きます。

それが決して悪いとは言いませんが、そうなると後にマーケティングが難しくなりますので、まずは多くの人にウケる曲からどんどん個性を出して自分の世界へ引き込むのが良いでしょう。

まだ誰もやっていないことにこだわりすぎない

また逆に個性を求めるあまり、『まだ決して誰もやっていないこと』を探すのは非常に難しいです。もちろんまだ誰もやっていない作風という『独自資産(自分だけが持っている武器)』があれば強いですが、なかなかそうはいかないものですよね。他人の真似からスタートで徐々に自分達の個性を見つけていきましょう。

マインドマップで個性を整理しよう

では具体的に個性を見つける方法としてマインドマップという方法を使って実際に紙に書いていくと見つけやすいです。マインドマップとは思考方法の1つで、1つのキーワードから連想するもの、関連するものを線結びで書いていく方法です。

様々なやり方がありますが、フリーランスの自分の場合(フリーランスもアーティストもブランディングが必要という点ではかなり似ていますね。)は3つのカテゴリーで考えます。今回は『自分達の商品』、『ターゲット』、『自分達のキャラクター』の3つに分けて考えます。

1.自分達の商品

自分達の商品、これはバンドなら音楽ですよね?では紙に自分達の音楽形態とりあえず『バンド』と書いてみましょう。自分達のバンドはどんなものですか?ラウド系、メタル系、人数、楽器、メロディアス/激しめ…など様々なものがありますよね。線結びで書いてみましょう。

特にルールにこだわらず思いついたワードをどんどん書いていくことが大切です。

こうしてできたものがあなたの商品である音楽の個性を表した図です。

2.ターゲット

同じように今度は『ターゲット』を書いていきましょう。つまり聴いてくれるお客さん、ファンになってくれる人達です。ターゲットは自分達が現時点で思っているもの、そうなりたいと思うものを書きましょう。

具体的に『中高生』などの他に「自分達の音楽を好きでいてくれる人達はどんな音楽を聴いている人達か?」という視点でも書くと書きやすいです。

3.自分達のキャラクター

自分達のキャラクター、アイデンティティを書きましょう。キャラクターは出身地、年齢、職歴など普遍的なものや、趣味なども十分個性になり得ます。バンドならメンバーごとに考えてみてみましょう。キャラクターが強いとアーティスト活動において武器になります。

『商品』×『ターゲット』×『キャラクター』を明文化する

こうしてできた3つのマインドマップを見てみましょう。共通点や意外な発見などがあるかと思います。メンバーならメンバーがそれぞれ行うことで違った視点で分析できるかもしれませんね。

(↑本来もっとキーワードを埋めてみないと分からないかと思いますが)

『個性』とはこうしてできた3つの要素の掛け算です。『自分達は何を売っていて×ターゲットは誰で×どんな人物か』この3つを組み合わせて明文化しましょう。

例えばマインドマップでいう商品とターゲット、キャラクターの3つを組み合わせて、『東京出身のガールズバンドで、若い女性の心を揺さぶる歌詞を届けます。』など、このように文章化することで相手だけでなく、自分達もそれが個性だと意識できるようになります。

マインドマップでコンセプトを整理しよう

今回マインドマップを使って整理をしました。そもそもマインドマップとは頭の中の考えを整理する際に役立つ考え方で、ビジネスシーンでよく使われるものです。

今回使った『自分達の商品』、『ターゲット』、『自分達のキャラクター』の3つカテゴリーに分ける考え方は自分オリジナルのものですが、自分がアーティストさんをブランディングする際によくやる考え方で、他にもモデルやアイドル、タレント、フリーランス…など様々な場面で活用できますので、ぜひ試してみてください!

@keshikessina

音楽コラムカテゴリの最新記事