Sakura、LEVIN、shujiの3人のドラマーによるイベント『Busker Noir』in 大塚Deepa(8/31)ライブレポ

Sakura、LEVIN、shujiの3人のドラマーによるイベント『Busker Noir』in 大塚Deepa(8/31)ライブレポ

8月31日、東京・大塚Deepaで『Busker Noir(バスカーノワール)』の公演が開催された。

『Busker Noir(バスカーノワール)』

2015年から展開されている『Busker Noir(バスカーノワール)』はドラマーのSakuraが主催のドラムイベント。SakuraはRayflower、ZIGZO、THE MADCAP LAUGHS、gibkiy gibkiy gibkiyなど様々なバンドでドラマーとして活動しており、弊社ベースオントップのスタジオではドラムレッスンも行う講師としても活動している。

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今回のBusker Noirの出演者は大阪公演と同じSakura、LEVIN(La’cryma Christi)とshuji(Janne Da Arc)の3人。同世代の三人に注目だ。

Sakura、LEVIN、shujiのドラムセット


会場となる大塚DeepaにはSakura、LEVIN、shuji、3人のドラムセットがセッティングされていた。3人のドラムがSakuraを中心にそれぞれ向き合うように三角形に設置させており、特に中央のSakuraのドラムセットはオーディエンスに背を向ける形に設置されており、オーディエンスからかなり近い位置からドラムプレイを見ることができる位置にある。ライブハウスに設置されたこの3台のドラムは圧巻させるビジュアルで、ライブ終了後にドラムセットだけを撮影するオーディエンスも後を絶えなかった。

ドラム楽曲『Drum Song♯4』で力強いオープニング

会場が観客で満員の中、スタートはドラム楽曲である『Drum Song♯4』。和太鼓のような重く強い「ドン!」という音から始まり、力強さが印象的な楽曲。メロディーが一切ないドラムだけの楽曲で、これほど力強く、迫力もあり、表現や技巧も繊細である。この曲のラストはSakuraの力強い掛け声とドラムで締められた。

沢田研二のTOKIOを3台のドラムでカバー

オープニング曲が終わると、SakuraのMCによりゲストミュージシャンのキーボード:荒井かずみ、ギター:YOSHIHIRO、ベース:田浪真悟、ボーカル:SORAがステージへ呼び込まれ、楽器隊を入れて演奏された曲はなんと沢田研二のTOKIO。ドラムにスポットライトを当てつつもアカデミックに偏らず、このような有名な歌謡曲をカバーするというのも今回のイベントの特徴だ。

LOUDNESSをカバー

続いて、ジャパメタの代表バンド『LOUDNESS』の楽曲を3人のドラマーがそれぞれの楽曲を担当する形で3曲披露された。LEVINが『CRAZY DOCTOR』、shujiが『S.D.I』、Sakuraが『IN THE MIRROR』。今回のイベントの主役であるドラムの疾走感も目立つが、楽器隊のギタープレイ、またボーカルのハイトーンも特徴的だ。

『CRAZY DOCTOR』ではLEVINの鮮やかなドラムスティック回しで華やかな印象の曲に。

バラード3曲をカバー

続いて披露されたのが、なんとバラードの3曲。斉藤和義の『歌うたいのバラッド』をLEVIN、井上陽水の『いっそセレナーデ』をSakura、中島みゆきの『時代』をshujiがドラムを担当した。

LEVIN曰く「このようなシンプルなドラムが一番好き」とのことで、LEVINのドラムは曲調に合わせて力強くとても心地よいドラミングを感じた。

Sakuraが担当した『いっそセレナーデ』はドラムスティックにブラシを使った優しい繊細なドラミングに。

そしてshujiが叩く『時代』ではリムショット(スネアのふちを叩く技法)で3拍子にアクセントをつけてキープした。

一見ドラムが活躍しそうにないようなしっとりしたバラードの3曲だが、それぞれ違った表現方法でドラムの存在感を見せつけられた。

Drum Song♯5

続いて楽器隊を掃けて披露されたのがドラム楽曲『Drum Song♯5』。3人の息の合ったドラミングで、様々なリズムを展開する。徐々に変化するリズムが特徴的な楽曲だ。

名曲をアレンジ

続いては中島みゆきの『空と君のあいだに』、小田和正の『ラブ・ストーリーは突然に』、山下達郎の『クリスマス・イブ』の3曲をそれぞれドラムで疾走感のあるアレンジに編曲し、『空と君のあいだに』をSakura、『ラブ・ストーリーは突然に』をshuji、『クリスマス・イブ』をLEVINがドラムを担当した。

『空と君のあいだに』と『ラブ・ストーリーは突然に』は原曲とは全く異なる疾走感のあるメタルのようなテンポのアレンジで披露され、それでも原曲のメロディアスな部分を活かしたまま、過激でカッコいいアレンジとなった。

そして『クリスマス・イブ』はミディアムテンポで、LEVIN曰く LUNA SEAのようなイメージとのこと。

その後、楽器隊が掃けてドラマー3人だけで披露されたのが『Drum Song♯7』。この楽曲は中東やアフリカ大陸をイメージして作曲されたという曲で、迫力のあり、まるで大地の音を感じるような音楽となっていた。

終盤まで大盛り上がりのステージ

終盤は少年隊の『仮面舞踏会』をドラマーSakura、LEVIN、shujiの3ボーカルによるセッション。なんとこの3人がドラムを叩きながら少年隊を歌うというのはかなりレアなステージだ。

そして再びボーカルSORAを入れて、中森明菜の『飾りじゃないのよ涙は』を披露。アンコールはやはり3人によるドラム楽曲『Drum Song♯1』で締めくくられた。

今回ドラムにスポットライトを当てたというイベント『Busker Noir』。このイベントの凄いところはドラム楽曲だけを披露してドラムの魅力を伝えるのではなく、有名な楽曲を3人の一流ドラマーがカバーすることで改めてドラムの表現力を知らされたイベントだった。このイベントに足を運べば今後バンドのドラムに対する視野が広がるかもしれない。

セットリスト

1.Drum Song♯4
2.TOKIO
3.CRAZY DOCTOR
4.S.D.I
5.IN THE MIRROR
6.歌うたいのバラッド
7.いっそセレナーデ
8.時代
9.Drum Song♯5
10.空と君のあいだに
11.ラブ・ストーリーは突然に
12.クリスマス・イブ
13.Drum Song♯7
14.仮面舞踏会
15.飾りじゃないのよ涙は
16.Drum Song♯1

写真:@keshikessina

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